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日韓キリスト教ニュースNo.3:北朝鮮の人々への謝罪運動   1|2
左から▲尾山令仁先生 ▲鳳水教会主任牧師李聖奉牧師と挨拶する尾山団長(第一期北朝鮮訪問時平壌1997年10月26日)▲教会があった場所に建てられた記念碑

■尾山令仁先生インタビュー

私共日本人は、近々百数十年の日本の近代化の過程において、アジアの人々にひどいことをしてまいりました。ことに最も近い朝鮮半島の人々に対しては、36年間の長きにわたる植民統治下において、言語に絶する残虐非道なことを行ったことは、心の痛む事実です。まず王を奪い、土地を奪い、米を奪い、姓名を奪い、言語を奪い、人を奪い、いのちを奪いました。さらに弱い女性を日本軍の慰安婦として徴用し、人間としての尊厳を奪いました。そして神社参拝を強要し、これに従わない人々を投獄し、拷問にかけました。この事実を多くの日本人は知らないと思います。しかし、これは紛れもない事実でして、私達日本人は、彼等に対して心から謝罪しなければなりません。 --北朝鮮の人々への謝罪運動趣意書文より--

どのような経緯で北朝鮮への謝罪運動を展開されるようになったのでしょう。

私は聖書のマタイの福音書5章の23、24節「だから、祭壇の上に供え物をささげようとしているとき、もし兄弟に恨まれていることをそこで思い出したなら、供え物はそこに、祭壇の前に置いたままにして、出ていって、まずあなたの兄弟と仲直りをしなさい。それから、来て、その供え物をささげなさい。」というこの箇所からアジアの人々への謝罪ということを示されました。

そしてこの働きは1957年から始められ、さまざまなアジアの国々に謝罪をおこなってきました。 1968〜70年には韓国への謝罪運動も行いました。比較的他のアジアの国々よりも韓国への謝罪運動はおそくなってしまったのですが、それはイミテーションレターが来ないとビザが取れないなど色々な事務的手続きの理由のためでした。*日本軍による焼打ち事件のあった堤岩(チェアムリ)教会の事件後50周年記念の教会再建のためなどに1000万円の謝罪金をさせていただきました。その後北朝鮮への謝罪はずっと気になっていたのですがなかなか出来ずにいました。

左から▲焼かれた堤岩(チェアムリ)教会▲鳳水教会で謝罪メッセージをする尾山団長(第一期北朝鮮訪問時平壌1997年10月26日)▲尾山令仁先生

*JKFM参考説明 堤岩(チェアムリ)教会焼打ち事件について
植民地政策時の総督府からの、武力による弾圧は言語に絶するものであったが、特にキリスト教会に対する弾圧は苛酷なもので、その一例が、1919年のソウルの南方の水原近くにある堤岩里(チェアムリ)教会でのクリスチャン虐殺事件であったといわれています。村の男性クリスチャン約30人を教会に集合させた後、日本軍は出入り口に鍵をかけ、教会とともに彼等を焼き殺した。一部、外に飛び出してきた者はこれを銃剣で突き殺した。それから村の民家を焼き払い、さらに付近の村15を焼いて39名の死者を出したと記録されています。<左:独立記念館に展示されている教会放火・虐殺の現場写 真>(日本で入手可能な参考文献「はじめてであうアジアの歴史No.2韓国・朝鮮の歴史」あすなろ書房/「韓国のキリスト教」東洋業書5 東京大学出版界/「旅行ガイドにないアジアを歩く・韓国」梨の木舎。)

それでは今回北朝鮮への謝罪を行われる際には具体的な何かきっかけがあったのでしょうか。

ある時、韓国と北朝鮮のキリスト教の指導者たちが東京に集まってくるという機会があり、「もし会うなら紹介します。」と韓国人の牧師先生(申賢均先生)から言っていただき、北朝鮮の朝鮮キリスト教徒連盟中央委員会委員長のカンヨンソプという方を紹介していただくことになりました。

そしてその時には一応の話しをつけさせていただきました。その後正式な書類が送られてくることを待っていたのですが、一年経っても連絡が無かったので、北朝鮮の人々への謝罪をさせていただきたい旨、またその際には1000万円の謝罪金を現金で持って行きます、といった内容の文書をFAXで送りました。そうすると、その後「1000万円の謝罪金の現金、歓迎します。」といった連絡がすぐに来まして具体的に北朝鮮へ謝罪にいく期日を決めて、日本での献金募集活動を始めることになりました。そしてその後7月から9月の約3か月で目標額を集めることができました。そして1997年10月に謝罪使節団約5名は、北京経由で朝鮮民主主義人民共和国の首都平壌を訪問しました。

謝罪金の具体的使用用途や北朝鮮内で行った活動について教えていただけますか。


寄せられた謝罪金は、朝鮮キリスト教徒連盟が食料を購入し、北朝鮮の食料被災地の人々へ送られました。また、私達謝罪使節団は平壌にある鳳水(ボンスー)教会にて謝罪のメッセージを北朝鮮のテレビ、ラジオ、新聞などを通 じて、多くの北朝鮮の人々に表明をさせていただきました。後に謝罪金の使用用途の記された正式な受領書もいただきました。主に使用されたのは乾麺の製造工場の建設費用として使って頂いたということでした。また98年10月上旬には第二期謝罪訪問をさせていただきました。この時期にはミサイル発車事件等もありましたので、「向こうに送ったお金はミサイルになるのではないか」という心配をされる方々もおられましたが、この際にも朝鮮キリスト教徒連盟を通 じて1000万円の謝罪金を捧げさせて頂きました。この謝罪金は教会直営のパン工場の運営のために使用されることとなりました。

今後の活動についてお聞かせいただけますか。

謝罪というものは何かしたからこれで終わりだ、というものではありません。今後も北朝鮮の人々へは機会のあるごとに何かしらの謝罪の働きを継続しておこなっていきたいと思っています。また今後はこの働きに賛同して下さる方々や献げて下さる方々に不安を与えないよう考慮してお金ではなく使用目的の限定される食料や衣料という形での援助活動としての謝罪運動をおこなっていきたいと思っています。

本日はお忙しい中本当に有難うございました。

連絡先
北朝鮮への謝罪運動事務局・代表尾山令二
176-0012 東京都練馬区豊玉北1-12-3 聖書キリスト教会内
Tel. 03-5984-3571 Fax. 03-5984-3572
口座加入者名/北朝鮮への謝罪運動事務局 郵便振替/口座番号/00130-6-403501


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